美味しいごはんが食べたくて、かまどさん電気とバーミキュラ ライスポット、どちらにしようか迷っていませんか。
どちらも異なるアプローチで「美味しいご飯」を追求していますが、高い買い物になるため、どちらを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
この記事では、かまどさん電気とバーミキュラをあらゆる観点から比較してみました。
両製品の価格や直火炊きのような炊き方、日々の使い方や保温機能の有無といった基本的な違いを掘り下げます。
また、購入後に後悔したり、美味しくないと感じる可能性のある欠点も詳細に解説。実際の口コミからメリットや、操作がめんどくさいと感じるデメリットもお伝えします。
加えて、かまどさんプレミアムとの違いについても言及。電気代や寿命が何年持つのかといった長期的な視点での情報、さらに修理の可能性も解説します。
ふるさと納税での入手方法や、米以外に使えるかどうかの調理機能についても詳しくご紹介します。
この記事を読むことで、かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットの以下の点が具体的に理解できるでしょう。
- 両製品の基本的な特徴と性能の違い
- 日々の使い勝手やお手入れに関するリアルな情報
- 購入後の満足度を高めるための比較検討ポイント
- あなたのライフスタイルに最適な一台を選ぶためのヒント

かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットを徹底比較

かまどさん電気とバーミキュラ ライスポット、どちらも魅力的ですが本当に自分に合う一台を見つけるのは大変ですよね。
ここでは、それぞれの製品が持つ独自の特徴を深掘りし、あなたの疑問や不安を解消するための具体的な比較ポイントを詳しく解説します。
購入前に知っておきたい価格から、実際の使い心地、そして知られざる利点や注意点まで、多角的な視点から徹底的に掘り下げていきましょう。
- 価格とコストパフォーマンスの差
- 口コミから見える炊き上がりの特徴
- メリットは何がすごいのか
- 操作がめんどくさい?デメリットと日常のお手入れを深掘り
- 米以外に使える?調理機能で比較
- になる口コミを紹介
- ふるさと納税で賢く入手
価格とコストパフォーマンスの差

高価格帯の製品を選ぶ際、価格は重要な決定要素の一つとなります。
かまどさん電気の公式販売価格(3合炊きモデル)は69,800円(税込)です。
一方、バーミキュラ ライスポットは、容量とカラーによって価格が異なります。たとえば、5合炊きモデル(RP23A)のシーソルトホワイトやトリュフグレーは86,680円(税込)で、ソリッドシルバーやマットブラックは83,380円(税込)です。
よりコンパクトな3合炊きモデル(RP19A Mini)は、シーソルトホワイトやトリュフグレーが70,400円(税込)、マットブラックが67,760円(税込)です。
このように比較すると、3合炊きモデルではかまどさん電気とバーミキュラ ライスポットの価格帯は非常に近いことが分かります。
しかし、かまどさん電気が炊飯に特化しているのに対し、バーミキュラは多機能調理器としての側面も持ちます。
そのため、単なる初期費用だけでなく、一台で何役をこなせるかという視点でのコストパフォーマンスも考慮することが大切です。
言い換えれば、炊飯の質を最優先するのか、それとも多機能性による利便性にも価値を見出すのかによって、製品の「コスパ」の感じ方は大きく変わってくるでしょう。
製品名 | モデル名(容量) | 公式価格(税込) |
かまどさん電気 | SR-E111 (1~3合炊き) | 69,800円 |
バーミキュラ ライスポット | RP19A Mini (3合炊き) | 67,760円~70,400円 |
バーミキュラ ライスポット | RP23A(5合炊き) | 83,380円~86,680円 |
炊き上がりの特徴

炊飯器を選ぶ上で、最も重要な要素の一つが「炊き上がったご飯の味と食感」です。かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットは、それぞれ異なる素材と加熱方式を採用しているため、炊き上がりの特徴にも明確な違いが見られます。
両製品の炊き上がりは対照的であり、どちらもご飯の美味しさを追求しています。やわらかくもちもちとしたご飯が好みであればかまどさん電気、粒立ちがしっかりとしたご飯が好みであればバーミキュラ ライスポットが最適な選択肢となるでしょう。
かまどさん電気で炊いたご飯
かまどさん電気で炊いたご飯は、やわらかくツヤがあり、水分がたっぷり含まれたふっくらとした印象を与えます。
土鍋の丸みを帯びた底は水とお米の対流を促し、熱伝導率が低い特性から、均一に熱が伝わりムラなく加熱できることが、このふっくら感につながっていいるのです。
一度温まると余熱が大きく、火を止めてからも鍋に蓄えられた熱が逃げにくいので、炊き上がりの状態が長く保たれます。
お米本来の甘みが引き出され、おかずがなくても美味しく食べられるような深い味わいが特徴です。
バーミキュラ ライスポットで炊いたご飯
バーミキュラ ライスポットで炊いたご飯は、かためで粘りが少なく、一粒一粒がしっかりとした印象です。
鋳物(いもの)ホーロー鍋は熱伝導率や密閉度が高いため、一気に熱が伝わりお米内の水分がぎゅっと凝縮され、粒だったみずみずしいご飯が炊けるのがポイントです。
お米の輪郭がはっきりとしており、噛みしめるたびに旨味を感じるような仕上がり。べちゃっとせず、炒飯や丼物にも合いやすいと感じる人もいるでしょう。
メリットは何がすごいのか

かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットは、それぞれ異なるアプローチで「美味しいご飯」を追求しており、独自の「すごい」メリットを持っています。
かまどさん電気のここがすごい
かまどさん電気の最大のメリットは、何と言ってもその炊き上がりへのこだわりにあります。
伊賀焼の伝統的な土鍋「かまどさん」の構造をそのまま電気化したことで、直火で炊いたようなふっくらとした甘みのあるご飯を、火加減いらずの全自動で手軽に楽しめる点がすごいといえます。
土鍋ならではの遠赤外線効果と高い蓄熱性が、お米の芯までじっくりと熱を伝え、独特の風味と食感を生み出すのです。
また、土鍋の調湿効果により、ご飯が冷めても美味しさが持続するという点も特筆すべきメリットでしょう。
バーミキュラ ライスポットのここがすごい
バーミキュラ ライスポットのすごい点は、炊飯機能に加えて、その多岐にわたる調理機能にあります。
世界一美味しいご飯を目指して開発された炊飯機能はもちろんのこと、鋳物ホーロー鍋の高い密閉性と精密な温度コントロール(トリプルサーモテクノロジー)により、一台で複数の調理器具の役割を果たします。
ライスポット一台で複数の調理器具の役割を果たすため、キッチンスペースもすくなくてすむでしょう。
また、素材本来の味を引き出す調理が誰にでも理想的な火加減でできると謳われており、料理のレパートリーを格段に増やせる点が大きなメリットでしょう。
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操作がめんどくさい?デメリットと日常のお手入れを深掘り

高価格帯の炊飯器を購入する際、デメリットや日々の手入れの手間は非常に気になる点です。かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットには、それぞれ特有の「めんどくさい」と感じる側面が存在します。
かまどさん電気のデメリット
かまどさん電気の気になる点としては、まずその重さとサイズが挙げられます。
本体と土鍋を合わせた質量は約7.6kgと重く、一度置き場所を決めたら頻繁に動かすのは一苦労かもしれません。
サイズも比較的に大きいため、キッチンのスペースが限られている場合は設置場所に工夫が必要となるでしょう。
また、土鍋であるため、衝撃などで割れる可能性があるというリスクも考慮する必要があります。土鍋の特性上、ご飯がこびりつきやすいと感じるユーザーの声もあるようです。
バーミキュラ ライスポットのデメリット
バーミキュラ ライスポットが使いにくいと感じるポイントとして、鍋が重く扱いが大変という点が挙げられます。
鍋だけで約4.0kg、本体を含めると約6.9kgにもなり、洗う際に気を遣うという声もあります。また、炊き上がりに蓋を開けると、蒸気の水が床に落ちるという使い勝手の問題も木になるでしょう。
操作はタッチパネル式でスタイリッシュですが、一部のユーザーからはスイッチの反応が悪いという意見もあるようです。
お手入れに関しては、ホーロー加工されていない部分があるため、注意が必要です。ご飯のこびりつきやすさも、一部で気になる点として挙げられています。
共通のデメリット
両製品に共通するデメリットとして、保温機能がない点が挙げられます。
最高の美味しさを追求した結果とされていますが、一般的な炊飯器からの買い替えでは不便に感じるかもしれません。
そのため、炊きたてをすぐに食べるか、食べきれない分は予熱を取ってから冷凍保存するなどの対応が必要です。
米以外に使える?調理機能で比較

炊飯器としての性能はもちろん重要ですが、現代のキッチン家電選びにおいては、お米以外の調理にどれだけ活用できるかも大きなポイントとなります。
この点で、かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットには明確な違いがあります。
かまどさん電気は、主に炊飯に特化した製品です。白米や玄米、雑穀米の炊飯、そしておこげやお粥のモードが主な機能となります。
しかし、別売りの「陶製すのこ」を組み合わせることで、蒸し料理(たとえば肉巻きキャベツ蒸しなど)やスープ(玉ねばスープなど)の調理も可能になります。
一方、バーミキュラ ライスポットは、炊飯機能を超えた非常に豊富な調理モードを備えている点が最大の特徴です。
この製品は「炊飯器というより、超優秀な調理家電として使うべき」と評価されることも多く、火力4段階の調整に加え、以下の調理が可能です。
- 無水調理(カレー、ブリ大根など)
- ロースト
- 炒め
- 煮込み
- 蒸し
- パン作り
- 低温調理
- 発酵(自家製納豆、サワークリーム、発酵バターなど)
上記の多機能性により、素材本来の味を引き出す調理が誰にでも理想的な火加減でできると謳われています。
しかし、中には「使いにくい」と感じる方もいるかもしれません。そんなときは、ぜひこちらの記事もご覧ください。
このように、かまどさん電気が究極の炊飯に特化したスペシャリストであるのに対し、バーミキュラ ライスポットは全ての調理が可能な多機能調理器としての位置づけです。
キッチンに一台で多様な料理をこなせる製品を求めるのであればバーミキュラ ライスポットが、ご飯の美味しさを最優先し、ほかの調理は別の器具で行うと割り切るのであればかまどさん電気が適していると考えられます。
多機能な調理器具に興味がある方は、こちらの記事も参考になります。
気になる口コミを紹介

高額な買い物だからこそ、実際に使っている人の生の声は重要です。
ここでは、両製品のリアルな評価から見えてくる、購入前に知っておきたい満足点や気になる点をご紹介します。
かまどさん電気の口コミ
かまどさん電気の初陣だったので旬のブリで決めた!うめぇ!ホクホクで甘ぇ! pic.twitter.com/OeDGnltDs3
— コウノアスヤ (@asuyakono) November 25, 2019
30日の間に58食くらいは発芽玄米をかまどさん電気(凄い炊飯器)で炊き上げ、納豆とみそ汁だけの生活が3ヶ月近く続いてるけど全然飽きないし、なんなら毎回ちょっと感動するくらいおいしい。
ついでに野菜あまり採れてないのに全然お通じの調子が絶好調。
玄米がイイっていうのはホントだった。— Tatsuru Omine (@omineZ) August 15, 2022
30日の間に58食くらいは発芽玄米をかまどさん電気(凄い炊飯器)で炊き上げ、納豆とみそ汁だけの生活が3ヶ月近く続いてるけど全然飽きないし、なんなら毎回ちょっと感動するくらいおいしい。
ついでに野菜あまり採れてないのに全然お通じの調子が絶好調。
玄米がイイっていうのはホントだった。— Tatsuru Omine (@omineZ) August 15, 2022
かまどさん電気でお粥じゃないご飯を初炊飯🍚
美味い😋コレはやばい!
おかずが要らないなんて思ったの初めてだ‼️
おこげも美味しいし、食べ過ぎそう😅早く食べたくて写真撮るの忘れた😂#かまどさん電気
— かちゅー (@katyu__) January 9, 2020
バーミキュラ ライスポットの口コミ
バーミキュラのライスポット買って大正解。お米が立ってる。
どうせ高いお米買うならおいしいごはん食べたいと思って10年もののパナソニックから買い替えて感動してます。釜洗うの超面倒だけどその手間においしさが勝つ。毎日炊いちゃう。#バーミキュラ#ライスポット pic.twitter.com/nD2bdbo92Y— みんみ (@minmi_660349) May 27, 2025
バーミキュラ ライスポット買って本当良かった。ごはんが驚くほどおいしい。粒だってて甘みがあって冷めてもおいしいし、凄いのは冷凍してチンしても相変わらず粒がしっかりしてておいしいこと!
最近は毎晩3合炊いても家族がおかわりしたり翌朝食べたりするのでストックがたまらない状態。 pic.twitter.com/hRvhyMIa2t— みんみ (@minmi_660349) June 28, 2025
以前、相席させてもらった米問屋の社長さん一推し!バーミキュラのライスポットを買ってみた!
いつもと同じ配合の玄米やもち麦なのに、お米変えたっけって思うくらい美味しい😊
これは本当にいいお買い物だった😊
次は白ご飯のおこげモードも試してみよう!#バーミキュラ #ライスポット pic.twitter.com/kqnnQt3sOb— みぃ (@okohim_bj74) November 3, 2024
そういえばあげてなかった
これはバーミキュラのライスポットで焚き上げたご飯。
米ひと粒ひと粒の勃ち加減がヤバすぎる pic.twitter.com/SihSQq2ePS— えびちゃん (@ebichain) March 28, 2025
ふるさと納税で賢く入手

高額な家電製品は、購入費用が大きな障壁となることがあります。しかし、ふるさと納税を活用することで、実質的な自己負担を抑えつつこれらの製品を入手することが可能です。
かまどさん電気は、三重県伊賀市のふるさと納税返礼品として提供されており、寄付金額は210,000円です。
これは、伊賀焼の伝統ある土鍋を使用しているため、地域貢献としても意味のある選択肢と言えます。
バーミキュラ ライスポットは、愛知県名古屋市のふるさと納税返礼品として提供されています。
たとえば、5合炊きモデル(トリュフグレー)の場合、寄付金額は289,000円です。3合炊きモデルも返礼品として用意されており、寄付金額が設定されています。
ふるさと納税を利用する際の最大のメリットは、所得税の還付や住民税の控除を受けることで、実質2,000円の自己負担でこれらの高額な製品を入手できる点です。
節税しながら高級家電を手に入れたい方にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
ただし、ふるさと納税の返礼品は、決済完了後1か月から2か月程度かかる場合があるため、すぐに製品が欲しい場合は注意が必要です。
また、自身の控除上限額を超えた分は自己負担となるため、事前にふるさと納税サイトなどでシミュレーションを行うことをおすすめします。
かまどさん電気とバーミキュラ、失敗しない比較のポイント

高額な買い物だからこそ、失敗は避けたいですよね。ここでは、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるために、両製品の深い比較ポイントを掘り下げます。
加熱方式やお手入れ、購入後の満足度に関わる具体的な疑問まで、多角的な視点から後悔のない選択をするためのヒントを見つけていきましょう。
- 直火炊きや使い方、保温機能の違い
- 寿命は何年持つ?修理と電気代の目安
- 後悔する?美味しくないと感じる欠点
- かまどさんプレミアムとの違い
- 炊飯時間と炊き分けモードの詳細
- 冷めても美味しい理由と実用例
- かまどさん電気とバーミキュラを比較して最適な一台を見つけよう
直火炊きや使い方、保温機能の違い

かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットは、加熱方式や基本的な使い方、そして保温機能に関するアプローチが異なります。
かまどさん電気はIHではなくシーズヒーターで加熱し、直火のような安定した熱を土鍋に伝えます。使い方はシンプルで、米と水をセットしボタンを押すだけです。
浸水や蒸らしも全自動です。ただし、一般的な長時間保温機能は搭載していません。土鍋の蓄熱効果で一定時間温かさは保たれますが、基本的には食べ切るか冷凍保存することになるでしょう。
一方、バーミキュラ ライスポットは、鋳物ホーロー鍋とIHヒーターを組み合わせ、精密な温度管理で炊飯します。
タッチパネルで操作し、白米なら浸水含め約60分で炊き上がります。こちらも長時間保温機能はありませんが、調理モードでは短時間保温が可能です。
両製品とも、炊きたての美味しさを追求するために長時間保温機能を省いています。加熱方式や操作性の違いを理解し、ご自身のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
寿命は何年持つ?修理と電気代の目安

高価格帯の家電製品を購入する際、その製品がどれくらいの期間使用できるか、故障時の修理対応、そして日々のランニングコストは重要な検討事項となります。
寿命について
かまどさん電気の本体に内蔵されている電池の寿命は約5年とされています。この電池はユーザー自身で交換することはできず、有償での交換が必要です。
修理費用は、シロカのキッチン家電修理代金の目安として、5,800円から36,900円の範囲が示されています。
製品の保証期間は取扱説明書や購入店によって異なりますが、一部の家電量販店では5年間の長期修理保証が提供されているケースもあります。
バーミキュラ ライスポットのポットヒーターの製品製造保証は3年です。
鋳物ホーロー鍋の特性上、落としたり衝撃を与えたりしてホーローにヒビや割れが生じた場合でも、リペアサービスが提供されています。
回収・再配達の料金1,000円(税抜)とリペア代金9,000円(税抜)の合計約10,000円(税抜)で修理が可能です(色によって料金が異なる場合もあります)。
このリペアサービスは、製品を長く使い続けたいユーザーにとって大きな安心材料となるでしょう。
ランニングコストについて
次に電気代の目安です。かまどさん電気(SR-E111 / SR-E112)の場合、公式サイトによると、白米を1回炊飯する際の電気代の目安は、約10円とされています(1kWhあたり31円で計算)
高消費電力のため、電子レンジなど他の高電力家電と同時使用するとブレーカーが落ちる可能性があるという指摘もあるため、使用環境への配慮が推奨されます。
バーミキュラ ライスポットの炊飯1回あたりの電気料金は、「白米・ふつう」モードで、1kWhあたり27円として計算すると以下の通りです(平成26年4月 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価より)
モデル | 容量 | 1回あたりの電気料金 |
ライスポット | 5合 | 約7.9円 |
4合 | 約6.9円 | |
3合 | 約5.8円 | |
2合 | 約4.9円 | |
1合 | 約4.0円 | |
ライスポットミニ | 3合 | 約4.8円 |
2合 | 約4.0円 | |
1合 | 約3.2円 |
両製品ともに高価格帯であり、長く使い続けることを前提とした設計思想が感じられます。修理やリペアサービスが提供されている点は、製品への愛着を持ちたいユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。
出典:
SIROCA「かまどさん電気:電気代はいくらですか?」
VERMICULAR「ライスポット・ライスポットミニに関するお困りごと」
後悔する?美味しくないと感じる欠点

高額な炊飯器を購入する際、「期待したほど美味しくなかったらどうしよう」「これまでの炊飯器と大差なかったら後悔する」といった不安を抱える方は少なくありません。
かまどさん電気の欠点として、一部のユーザーからは「期待値が高すぎた場合、上位IH炊飯器との炊き上がりの差を大きく感じられない」という意見も聞かれます。
炊飯器の味の好みは個人差が大きいため、特に硬めの粒立ちを好む方にとっては、かまどさん電気のふっくらとした炊き上がりが期待と異なるかもしれません。
バーミキュラ ライスポットの欠点としては、水加減が難しく、狙った硬さに炊けないというユーザーの声が一部で見られます。
お米本来の甘みを引き出す特性は共通して評価されていますが、粘り気や柔らかさの好みによっては、一粒一粒がしっかりとした炊き上がりが「好みと違う」と感じる可能性も考えられます。
どちらの製品も高評価を得ていますが、炊き上がりの食感の好みは非常に主観的です。
試食するのがベストですが、難しい場合でも、本記事で解説したそれぞれの製品の炊き上がりの特徴やユーザーの具体的な評価を参考に、ご自身の普段の好みに照らし合わせてじっくり検討することをおすすめします。
かまどさんプレミアムとの違い

「かまどさん」というブランド名で検索すると、「かまどさん電気」と「かまどさんプレミアム」という二つの製品が見つかることがあり、その違いに疑問を抱く方もいるでしょう。
最も重要な違いは、「かまどさんプレミアム」がガス火専用の土鍋であり、電気炊飯器ではないという点です。
一方、「かまどさん電気」は、このガス火用「かまどさん」の構造を電気で全自動炊飯できるように再現した製品です。つまり、熱源が根本的に異なります。
かまどさんプレミアムは、火加減いらず・吹きこぼれなしでガス火での炊飯が可能です。
伊賀土鍋の優れた蓄熱力により、「始めチョロチョロ中パッパ」という昔ながらのかまど炊飯の秘訣を、火加減いらずで土鍋自身が自然に叶えてくれます。
この製品の大きな特徴は、従来のガス火用「かまどさん」ではできなかった空焚きOKで、グリル・ロースト調理ができる点です。
これにより、肉を焼いたり炒めたりと、炊飯以外の調理の幅が広がりました。また、食卓や暮らしに馴染む「墨」「白」「飴」の3色展開で、ひと手間かけて土鍋の内側全体に釉薬が施され、よりお手入れがしやすくなっています。
かまどさん電気は「電気で手軽に土鍋ご飯を炊きたい」方向けの全自動炊飯器であり、かまどさんプレミアムは「ガス火で本格的な土鍋炊飯や土鍋調理をしたい」方向けの多機能ガス火専用土鍋です。
ご自身のキッチンの熱源や調理スタイルに合わせて選択することが重要になります。
項目 | かまどさん電気 | かまどさんプレミアム |
熱源 | 電気(シーズヒーター) | ガス火(直火) |
調理機能 | 炊飯特化(一部蒸し料理可能) | 炊飯に加え、空焚きでのグリル・ロースト調理も可能 |
操作性 | 全自動電気炊飯 | 火加減いらずのガス火炊飯 |
お手入れ | 乾燥モードあり | 内側釉薬で手入れしやすい |
主な特徴 | 土鍋炊飯を電気で手軽に | ガス火での本格土鍋調理と炊飯 |
炊飯時間と炊き分けモードの詳細

炊飯器を選ぶ上で、どれくらいの時間でご飯が炊き上がるのか、そしてどのような炊き分けモードがあるのかは、日々の生活スタイルに大きく関わる情報です。
かまどさん電気の炊飯時間は、白米・雑穀米で約58分、玄米で約80分とされています。炊飯前のお米の浸水や炊飯後の蒸らしが全自動で行われるため、ユーザー側で特別な操作は不要です。
炊き分けモードとしては白米・玄米・雑穀米の炊き分けに加え、炊き上がりを「炊飯」「おこげ」「おかゆ」の3つのモードから選べます。
とくに「おこげ」モードは、土鍋ならではの香ばしいおこげが楽しめると評判です。
予約炊飯機能も備わっており、おやすみ前に設定すれば、目覚めたら炊きたての朝ごはんが楽しめる時刻設定方式のタイマー機能があります。
一方、バーミキュラ ライスポットの炊飯時間は、白米の場合、メーカー推奨では浸水30分と炊飯30分を合わせて計約60分とされています。
玄米炊飯にも対応しており、こちらは約90分です。炊飯モードは白米/無洗米(ふつう・おこげ)、おかゆ、玄米(ふつう・おこげ)に対応しています。
かまどさん電気と同様に、炊き上がりの「おこげ」を選べ、お米本来の甘みを引き出す炊き上がりが特徴です。
炊飯タイマーは時刻設定方式で、炊き上がり時刻を2つまで登録できる便利な機能も備わっています。多機能性も大きな特徴なので、炊飯以外の調理モードが豊富に用意されている点も注目すべき点です。
冷めても美味しい理由と実用例

炊飯器選びでは、炊飯時間と炊き分けモードが日々の生活スタイルに大きく関わります。
かまどさん電気の炊飯時間は、白米・雑穀米で約58分、玄米で約80分です。浸水や蒸らしも全自動なので、操作は不要です。
炊き分けは、白米・玄米・雑穀米に対応し「炊飯」「おこげ」「おかゆ」から選べます。おこげは香ばしいと評判です。タイマー機能もあり、時刻設定で炊きたてを楽しめます。
一方、バーミキュラ ライスポットの白米炊飯は、浸水含め約60分です。玄米は約90分かかります。
モードは白米/無洗米(ふつう・おこげ)、おかゆ、玄米(ふつう・おこげ)に対応しています。
こちらも、おこげ選択が可能です。タイマー機能では、炊き上がり時刻を2つまで登録できます。
両製品とも、浸水時間を含めると約1時間で炊飯が可能です。タイマー活用で忙しい時間も対応できるのは、うれしいポイントでしょう。
日常的なお手入れの詳細と注意点

高価な炊飯器を長く使うには、日々の手入れが大切です。その手間を事前に知っておきましょう。
かまどさん電気のお手入れは比較的シンプルです。土鍋部分は丸洗いでき、中性洗剤で洗えますが、長時間のつけ置きは避けてください。
便利な「乾燥モード」を使えば、土鍋の水分を素早く飛ばし、カビを防げます。
また、ご飯がこびりつきやすいと感じる人もいます。使用後はご飯のこびりつきを防ぎ、手入れを楽にするため、すぐに水につけるのがおすすめです。
一方、バーミキュラ ライスポットも鍋と蓋は重いものの、ホーロー加工で汚れがつきにくく洗剤でスムーズに洗えるため、手入れは簡単です。
しかし、ホーロー加工されていない部分(縁など)は錆びやすいので、使用後はしっかり乾燥させ、必要に応じてサラダ油で手入れしましょう。
また、蓋を開けた際に蒸気水が床に落ちることがあるため、使用時には注意が必要です。
金属製の調理器具はホーローを傷つける恐れがあるため、慎重に取り扱ってください。
どちらの製品も、特殊な素材のため通常とは異なる手入れ方法ですが、慣れれば日々の負担は大きくありません。

かまどさん電気とバーミキュラ ライスポットは、それぞれが持つ独自の魅力と特性により、日々の食卓を格段に豊かにする可能性を秘めた高級炊飯器です。
どちらの製品も「美味しいご飯」を追求するという共通の目標を持ちながら、そのアプローチは大きく異なります。
最終的に最適な一台を選ぶためには、ご自身のライフスタイル・ご飯の好み・キッチン環境・予算を総合的に考慮することが非常に重要です。
- ご飯の味と食感の好みを明確にする
- 炊飯器に求める機能の範囲を考慮する
- 日々のキッチンの使い方と調理スタイルを考える
- 設置スペースと製品の重さを確認する
- 価格と長期的な維持コスト(電気代、修理など)を比較する
- お手入れの手間を許容できるか検討する
- ふるさと納税の活用も視野に入れる
- 炊飯器以外の調理をどれだけ頻繁にするか
- 炊飯時間やタイマー機能の利用頻度
- 保温機能がないことへの対応策を考える
- 土鍋の割れるリスクやホーローの取り扱いへの注意点
- 製品のデザインがキッチンの雰囲気に合うか
- 各製品の「すごい」と感じる点と「めんどくさい」と感じる点のバランス
- 冷めても美味しいご飯をどこまで重視するか
- 「かまどさんプレミアム」のようなガス火モデルとの比較も考慮に入れる

