ガラスのフライパンに興味があるけれど、疑問をもっていませんか。「本当に安全なの?割れたりしない?」「耐熱性はどうなの?」「IHで使えるの?」「焦げ付きやくっつきは大丈夫?」「目玉焼きもきれいに焼ける?」
使い方やメリット・デメリットも気になるところです。揚げ物にも使えるのか、気になる口コミも知りたいですよね。
さらに、ビジョンガラスというブランドをご存知ですか?どこの国のメーカーなのか、気になる人もいるでしょう。どこで買えるのか、ドンキでも売ってるのか、お店情報も知りたいところ。
この記事では、ガラスのフライパンについて、みなさんの疑問やお悩みにお答えします。使い勝手から選び方まで、実際の口コミも交えながら詳しく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてください。
- ガラスのフライパンの安全性や耐久性に関する疑問を解消できる
- IHでの使用可否や基本的な使い方、特定調理法への適性を把握できる
- 焦げ付きにくさや目玉焼きの仕上がりなど、実際の使い心地を想像できる
- ビジョンガラスの基本情報や購入場所、ユーザーの評判を知り、選ぶ際の参考にできる
ガラスのフライパン:疑問とデメリットを解消

ガラスのフライパンに興味を持っているなら、購入前に解決しておきたい疑問がたくさんあるはずです。この章では、あなたが知りたいと感じるであろう情報を、網羅的に解説します。
- 安全性は?割れるリスクと耐熱性の検証
- 基本的な使い方は?
- IHクッキングヒーターに対応している?
- 気になるメリットとデメリットを比較
- 目玉焼きもきれいに焼ける?焦げ付きやすさを検証
- 揚げ物にも使える?その注意点
- 購入前に知りたい!評判と実際の口コミ
安全性は?割れるリスクと耐熱性の検証

ガラスのフライパンは、使用中に割れないのか気になりますよね。でも、通常の使用では破損しにくい構造になっているんです。
多くのガラス製フライパンには、超耐熱ガラスやホウケイ酸ガラスといった特殊素材が使われています。これらの素材は、熱膨張率が非常に低く、急激な温度変化にも強いのが特徴です。
たとえば、ビジョン社の製品に使用されているガラス素材は、なんとスペースシャトルにも採用されているんですよ。耐熱温度差は400℃以上にも達するそうです。
ただし、全く割れないわけではありません。強い衝撃を与えたり、金属製のヘラで強く叩いたりすると、破損してしまう恐れがあります。また、使用直後の高温状態で冷水に浸すなど、急激な温度変化は避けるのが賢明でしょう。
適切な取り扱いさえ心がければ、家庭での使用で簡単に破損してしまう心配は少ないと言えますね。大切に扱えば、長く愛用できるはずです。
どこで手に入る?現在の入手状況

Visionsの琥珀色の全面ガラス製フライパンを含め、ほとんどのガラス製フライパンは、現在、新品として日本の市場で一般的に手に入れることが非常に困難です。
多くの過去モデルはすでに販売終了や廃番となっており、メーカーによる正規の新品供給はないようです。
現在のVisionsブランドで「フライパン」として販売されているのは、アルミニウム合金にふっ素樹脂加工(セラミック配合)が施された金属製フライパンが主流です。
そのため、純粋なガラス製フライパンを探している場合は、新品での入手は難しいという現状を認識しておく必要があります。
基本的な使い方は?

ガラスのフライパンを使う際は、金属製とは少し異なる使い方をすることで、より快適に調理ができます。とくに重要なのは、火にかける前の準備と熱の扱い方でしょう。
まず、調理を始める前に弱火でじっくりと空焼きをして、フライパン全体を均一に温めることが大切です。
ガラスの熱伝導率は金属に比べて低いので、急に強火にかけると部分的に熱が集中し、熱ムラや破損の原因となる可能性があります。
フライパンが温まったら、材料を入れる前に油をしっかりと引くようにしましょう。油を引かないと、食材がくっつきやすくなることがあるので注意が必要です。
調理中、ガスコンロの場合は安全装置の関係で、中央部分だけが過熱されにくいことがあります。その場合は、フライパンを少しずつずらしながら加熱すると、全体にまんべんなく熱が伝わりやすくなるでしょう
洗う際は熱い状態ですぐに洗うのではなく、少し冷ましてから洗うようにすると、フライパンへの負担を減らせます。
気になるメリットとデメリットを比較

ガラスのフライパンには、ほかの素材にはない独自のメリットと、事前に知っておくべきデメリットが存在します。
メリット・デメリットを理解することで、あなたのライフスタイルに合った選択ができるでしょう。
ガラスのフライパンのメリット
ガラスのフライパンの最大の魅力は、その透明性にあります。調理中の食材の状態を蓋を開けずに確認できるため、焼き加減や火の通り具合を一目で判断できます。
また、ガラスは熱伝導率が低いものの、一度温まると高い保温性を持つため、料理が冷めにくいというメリットがあります。このため、余熱調理も可能となり、ガス代の節約にもつながるでしょう。
ガラス製のフライパンは、直火だけでなくオーブンや電子レンジでの使用も可能な製品が多いため、料理の幅が広がるのも魅力の一つです。
調理したものをそのまま食卓に出せるおしゃれなデザインも人気の理由といえます。琥珀色や透明なガラスは、食卓を彩る食器としても活用できます。
さらに、金属製のフライパンで気になる金属アレルギーの心配がないことや、食材のニオイや色が移りにくいという、衛生面でのメリットも見逃せません。
ガラスのフライパンのデメリット
さまざまなメリットがある一方、デメリットも存在します。まず、強化ガラス製とはいえ、やはりガラスであるため、強い衝撃を与えると割れるリスクがあります。
また、金属製のフライパンと比較して重量があるため、片手で扱う炒め物などには不向きかもしれません。慣れてしまえば安心感に繋がるという意見もありますが、最初のうちは重さに驚く方もいるでしょう。
熱伝導率が低いことは、加熱に時間がかかるという側面も持ち合わせています。強火で一気に温める料理とは相性が悪く、中華料理のような高温での短時間調理にはあまり向かないかもしれません。
加えて、ガラス製品のため重ねると傷がつき、破損の原因となる恐れがあります。そのため、横並びにするなど保管場所に工夫が必要です。
また、インターネットでは焦げ付きやすいという声もあります。しかし、これは前述した正しい使い方をすることで防げます。
IHクッキングヒーターに対応している?

ガラスのフライパンは、その多くがIHクッキングヒーターに対応していません。
これは、IHクッキングヒーターが、磁力線によって鍋底の金属自体を発熱させる仕組みになっているためです。ガラスは磁力に反応しないため、IHクッキングヒーターでは発熱しないのです。
ただし、例外として、IH対応のガラス製フライパンとして販売されている製品もあります。これらは、鍋底にIHに対応するための金属層が組み込まれている場合がほとんどです。
購入を検討する際は、必ず製品情報に「IH対応」と明記されているかを確認してください。
目玉焼きもきれいに焼ける?焦げ付きやすさを検証

ガラスのフライパンで目玉焼きがきれいに焼けるか、焦げ付きやすさが気になるかもしれません。結論から言えば、コツを掴めば可能です。
目玉焼きをきれいに焼くためには、油をしっかり引き弱火でじっくり空焼きして全体を温めることが重要です。予熱不足だと卵はくっつきやすくなります。
ガラスのフライパンは底面も透けて見えるため、焦げ目の確認は容易です。
万一焦げ付いても、つけ置き洗いで比較的簡単に落とせます。重曹や酢を使い、水と煮沸や数時間つけ置きすることで、焦げが柔らかくなり、優しくこすり落とせるでしょう。
揚げ物にも使える?その注意点

ガラスのフライパンで揚げ物は、止めた方がいいでしょう。実際、ガラス製の調理器具に関しては、揚げ物での使用を推奨していないケースが多く見られます。
主な理由として、ガスコンロに搭載されている天ぷら油過熱防止機能が、ガラス製調理器具では正しく作動しない可能性があるためです。
天ぷら油過熱防止機能が働かない場合、油の温度が異常に上昇し、火災につながる危険性があります。ガラス自体は高温に耐えられる素材であっても、安全機能が考慮されていないため、揚げ物での使用は避けるべきだとされています。
そのため、揚げ物はガラスのフライパンでは行わないようにしてください。
株式会社 深沢商会(http://lpgfukasawa.jp/2020/11/09/donabe/)
購入前に知りたい!評判と実際の口コミ

ガラスのフライパンの購入を検討しているあなたにとって、実際に使っている人の声はとても参考になりますよね。
ここでは、インターネット上で見られたリアルな口コミや評判をいくつかご紹介します。良い点も気になる点も、ぜひ参考にしてみてください。
前々から必要ないけど欲しいなぁと思っていたガラスフライパンをハードオフで見つけてしまったので買ってしまいました🍳
ちゃんとステーキが焼けたぜ!!!! pic.twitter.com/hZnuE1t68g— 山の旅人 (@yama_no_tabi) May 9, 2025
Visions と言うメーカ-の透明なフライパンは健康的にいいと言われてるのでずーっと買いたくて、やっと、買った。オムレツを試してみたけど、下は付けやすいみたいけど、美味しかった 😋
また、他の料理を試してみる 🍳 pic.twitter.com/2pNVQdbGj0
— ナマステご飯 🇮🇳 (@namastegohan) September 21, 2020
以前、知り合いから譲り受けて使っていましたが、こげつきが取れなくなり新しいのを購入しました。
たぶん熱しておいて、食材を入れても温度が下がりにくいからだと思うのですが、できあがりがとてもおいしいのです。
特に魚の煮付けだと、同じ材質の鍋と比べて分厚いし、他の材質と比べても味にちがいが出ます。
メバルやコチやタイ、アコウや青魚を釣って帰ることがあり、子どもが小さいので、魚の煮付けを作ることが多く、必需品です。引用:Amazon カスタマーレビュー(https://www.amazon.co.jp/iwaki-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%B3-24cm-TF-24/dp/B002R3I2L2#averageCustomerReviewsAnchor)
ノンテフロンのフライパンを探していてこの商品に辿り着きました。やはり焦げやすいので多少扱いには手こずりますが、何より安全ですし、匂いがつかない、焦げもお湯で落ちますし、空焚きしてもOKなので、テフロンと違い、材料を入れるまでに余裕があります。また見栄えが良いです。
ただ、テフロンコーティングに慣れていた方はやはり扱いずらさを感じると思います。
色々作ってみて特徴を掴んでいこうと思います。引用:Amazon カスタマーレビュー(https://www.amazon.co.jp/iwaki-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%B3-24cm-TF-24/dp/B002R3I2L2#averageCustomerReviewsAnchor)
ガラスのフライパン!デメリットを超えた魅力とは

ガラスのフライパンに興味をお持ちのあなたへ、ここではさらに深く、その魅力や選び方に迫ります。
気になるブランドの背景、そして現在の市場での入手方法まで、あなたの疑問を解消します。
- ビジョンガラスとはどこの国の製品?
- どこに売ってる?ドンキでも買える?
- あなたにぴったりのガラスのフライパンを見つけよう
ビジョンガラスとはどこの国の製品?

ビジョンガラスは、1983年にフランスで誕生したガラス製品ブランドです。特徴的な琥珀色で世界中で愛用されています。
米国のコーニング社が開発した「パイロセラム」という特殊なガラスセラミック素材を使用しており、高い耐熱性・耐久性を持つことで知られています。直火、オーブン、電子レンジに対応するマルチな調理器具です。
日本では、過去に岩城硝子が販売代理店を務めていましたが、現在はパール金属株式会社がVISIONSブランドの製品(特にフライパンなど)を扱っています。また、iwakiブランドを展開するAGCテクノグラス株式会社も、VISIONSのガラス製品の一部を取り扱っています。
どこに売ってる?ドンキでも買える?

前述の通り、ガラスのフライパンの新品入手は極めて困難です。そのため、もしガラスのフライパンを手に入れたい場合は、主に中古市場を探すことになります。
具体的な入手先としては、フリマサイト(例:メルカリ、ヤフオク)やリサイクルショップ、ヴィンテージ品を専門に扱う店舗が主な選択肢です。これらの場所では、状態の良い中古品が見つかる可能性があります。
ディスカウントストアのドンキを含め、一般的な小売店で新品のガラス製フライパンが常時安定して陳列されていることは期待できません。
店舗によっては、Visionsの現行の金属製フライパンが並ぶことはありますが、それらはガラス製ではありませんので注意が必要です。
Amazonでも中古品が出品されることがあるので、チェックしてみましょう。
ガラスのフライパン!デメリットも踏まえた賢い選び方

この記事では、ガラスのフライパンについて、その基本情報から具体的な使い方、メリット・デメリット、そして購入に関する疑問まで幅広く解説しました。
- ガラスのフライパンは超耐熱ガラス製で安全性と耐久性が高い
- 正しい使い方で割れるリスクを軽減できる
- IHクッキングヒーターには非対応の製品が多いので要確認
- 使う前に弱火で温める「空焼き」が焦げ付き防止の鍵となる
- 焦げ付きやすいという声もあるが、これは使い方で解消できる
- 目玉焼きもきれいに焼けることが多くのユーザーに支持されている
- 直火、オーブン、レンジとマルチに使える点が大きなメリット
- 揚げ物には不向きであり、推奨されない
- 透明なため調理中の様子が確認しやすく、失敗しにくい
- 保温性が高く、余熱調理や料理が冷めにくい利点がある
- 金属アレルギーの心配がなく、ニオイ移りも少ない
- そのまま食卓に出せるデザイン性も魅力の一つ
- 重さがあることや、収納時に重ねられない点はデメリット
- ビジョンガラスはフランス生まれの耐久性の高いブランドである
- 新品のガラスのフライパンは入手困難であり、中古品での検討が必要となる